[スポンサーリンク]

archives

抗酸化能セミナー 主催:同仁化学研究所

[スポンサーリンク]

 

同仁化学研究所主催の「抗酸化能セミナー」(オンライン)を、食品の抗酸化能測定と予測へのアプローチをテーマに開催します。
抗酸化能の測定方法には、これまでにさまざまな原理や操作性に基づいた多くの方法が開発され、食品やサプリメント、化合物などの評価に使われてきました。その中でもDPPH法は特殊な測定機器を必要とせず、短時間での測定が可能であるため広く使われている方法ですが、測定や比較には注意すべき点もあります。
今回のセミナーでは、前半に抗酸化評価法の標準化とその意義についての講演、さらに食品成分の構造から考える抗酸化能についての講演を開催します。またセミナーの後半では、実際の抗酸化能測定と機械学習による予測という視点から抗酸化能測定の未来についてのパネルディスカッションを行ないます。

開催概要

開催日時: 2023年9月26日(火)12:30-15:00※
※質疑応答の内容によって終了時間が前後する場合があります。
開催場所: オンライン開催
参加費: 無料

開催内容:

【講演】 12:30~14:00
1. 『抗酸化評価法の標準化の試み =キット開発までの道のり=』
講師:高知大学 農林海洋科学部 農芸化学科 教授 島村 智子 先生

講演要旨:

DPPH 法はその簡便さから食品の抗酸化活性評価に広く利用されてきた方法であるが、変法が多く、共通のプロトコールが存在しない状況にあった。今回は、室間共同試験によるDPPH 法の妥当性確認、及びその後のキット化の経緯について紹介する。

 

2. 『食品成分の構造から考える抗酸化能』
講師:横浜国立大学 化学生命系学科 化学 EP  准教授 五東 弘昭 先生

講演要旨:
抗酸化作用は食品の第7の栄養素としても注目されており、この抗酸化作用を試験管内の測定により推定することは食品科学分野で30年来行われている。私達の研究室では、フェノール類の包括的な抗酸化能予測モデルの作成を目指している。講演では、研究背景や予測方法の概略について紹介する。

 

【パネルディスカッション】 14:00~15:00
テーマ:食品と化合物の抗酸化測定と機械学習の未来
パネリスト&コーディネーター*
立命館大学 薬学部 教授 井之上 浩一 先生*
高知大学 農林海洋科学部 農芸化学科 教授 島村 智子 先生
横浜国立大学 化学生命系学科 化学 EP  准教授 五東 弘昭 先生

申込方法

 

お申し込みはこちら

お問合せ先:

同仁化学研究所

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. sp2-カルボカチオンを用いた炭化水素アリール化
  2. 日本プロセス化学会2024ウインターシンポジウム
  3. 大学院生になっても宿題に追われるってどないなんだが?【アメリカで…
  4. 電子1個の精度で触媒ナノ粒子の電荷量を計測
  5. 空気下、室温で実施可能な超高速メカノケミカルバーチ還元反応の開発…
  6. 第9回 野依フォーラム若手育成塾
  7. in-situ放射光X線小角散実験から明らかにする牛乳のナノサイ…
  8. 量子コンピューターによるヒュッケル分子軌道計算

注目情報

ピックアップ記事

  1. ジョンソン・クライゼン転位 Johnson-Claisen Rearrangement
  2. ホイスラー合金を用いる新規触媒の発見と特性調節
  3. (+)-MTPA-Cl
  4. 2007年度ノーベル化学賞を予想!(1)
  5. 硫酸エステルの合成 Synthesis of Organosulfate
  6. 第25回「ペプチドを化学ツールとして細胞を操りたい」 二木史朗 教授
  7. 書店で気づいたこと ~電気化学の棚の衰退?~
  8. Dead Endを回避せよ!「全合成・極限からの一手」⑤
  9. 不斉アリル位アルキル化反応を利用した有機合成
  10. 塩谷光彦 Mitsuhiko Shionoya

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2023年9月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

注目情報

最新記事

中村 真紀 Maki NAKAMURA

中村真紀(Maki NAKAMURA 産業技術総合研究所)は、日本の化学者である。産業技術総合研究所…

フッ素が実現する高効率なレアメタルフリー水電解酸素生成触媒

第638回のスポットライトリサーチは、東京工業大学(現 東京科学大学) 理学院化学系 (前田研究室)…

【四国化成ホールディングス】新卒採用情報(2026卒)

◆求める人財像:『使命感にあふれ、自ら考え挑戦する人財』私たちが社員に求めるのは、「独創力」…

マイクロ波に少しでもご興味のある方へ まるっとマイクロ波セミナー 〜マイクロ波技術の基本からできることまで〜

プロセスの脱炭素化及び効率化のキーテクノロジーとして注目されている、電子レンジでおなじみの”マイクロ…

世界の技術進歩を支える四国化成の「独創力」

「独創力」を体現する四国化成の研究開発四国化成の開発部隊は、長年蓄積してきた有機…

四国化成ってどんな会社?

私たち四国化成ホールディングス株式会社は、企業理念「独創力」を掲げ、「有機合成技術」…

アザボリンはニ度異性化するっ!

1,2-アザボリンの光異性化により、ホウ素・窒素原子を含むベンズバレンの合成が達成された。本異性化は…

マティアス・クリストマン Mathias Christmann

マティアス・クリストマン(Mathias Christmann, 1972年10…

ケムステイブニングミキサー2025に参加しよう!

化学の研究者が1年に一度、一斉に集まる日本化学会春季年会。第105回となる今年は、3月26日(水…

有機合成化学協会誌2025年1月号:完全キャップ化メッセンジャーRNA・COVID-19経口治療薬・発光機能分子・感圧化学センサー・キュバンScaffold Editing

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年1月号がオンライン公開されています。…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP