[スポンサーリンク]

archives

AIと融合するバイオテクノロジー|越境と共創がもたらす革新的シングルセル解析

[スポンサーリンク]

開催日

2021年  12月    22日(水) 14:00~17:00

定員

100名(先着順)

対象者

・企業や研究機関に所属し、イノベーティブな発想を形にしたいと模索する研究者・学生
・企業の活動に関し意思決定を行うマネジメント層
・優れた研究シーズに対し、何らかの形で支援をしたい・協働したいと思っている企業人等

開催方法

オンライン(Zoom)にて開催します。

ご案内

社会構造が大きく変化し、多様性や柔軟性が求められる今、バイオ・医療分野に関わる研究者・技術者は急激に進化するデータサイエンスとどのように向き合うか?どうやって自分事に落とし込み、新たな価値を創出するか?

シングルセル解析をターゲットに、それぞれ異なるアプローチからデバイス開発に関わる3名のトップランナーが、イノベーティブアイデア社会実装するまでのヒントとなる事例やアイデアをご紹介。

ツールとしてのデジタルテクノロジーをどう使いこなすのか、導入に際してのメリット・デメリットなど、リアリティに満ちたお話を伺います。

受講料

無料

カリキュラム内容

14:05~14:50
  
テーマ   1細胞・高精度・大規模トランスクリプトーム解析
〜細胞のビッグデータ診断で医薬開発を加速する〜

講 師 株式会社ナレッジパレット 代表取締役CEO

元 国立研究開発法人理化学研究所 基礎科学特別研究員

團野 宏樹 

2009年東京大学大学院を修了後、理化学研究所にて、バイオテクノロジーとAI・データサイエンスの融合研究に従事。国の進めるAMED再生医療事業にて、再生医療用細胞の高精度な遺伝子解析技術を開発。国内バイオベンチャーR&D部門ヘッドを経て、2018年に株式会社ナレッジパレットを共同創業。博士 (学術)。

概 要  株式会社ナレッジパレットは、理化学研究所で開発された世界最高精度の1細胞レベルの全遺伝子発現解析技術を応用し、様々な種類の薬剤や培地で処理した細胞の状態を大規模データとして取得(細胞から情報を取り出す)、その情報を使って細胞を高度に制御する(情報で細胞を操る)ことにより、難病克服を目指すスタートアップ企業です。ビッグデータを用いた新しい表現型創薬と再生医療用細胞の高品質化に取り組んでいます。
14:50~15:35 テーマ ゴーストサイトメトリー/解析・活用まで見据えた1細胞計測技術の開発
講師 東京大学 先端科学技術研究センター 准教授
シンクサイト株式会社 共同創業者兼CSO
太田 禎生 氏東京大学を卒業後、2013年、カリフォルニア大学バークレー校大学院機械工学科修了(工学博士)。マイクロ流体工学、光学、バイオテクノロジーを学び、近年ではさらに情報科学・工学の技術を導入し、融合技術の開拓を進めてきた。東京大学大学院理学系研究科助教、JSTさきがけ研究者などを経て、2018年より東京大学先端科学技術研究センター准教授。現在はネットワーク化する計測技術の開拓を進めている。2016年にシンクサイト株式会社を創業。
概要  ThinkCyte Incでは、AIによる情報処理を軸に考案した、画像を作らずに画像情報を識別するゴースサイトメトリー技術を実用化しています。高速細胞分類・選別を行う装置と、医療診断・細胞表現型創薬・細胞治療などにおける同装置を使った応用開発を行ってきました。大学院留学、ポスドク研究からベンチャー企業の創業、アカデミックでの独立を通して、「解析・活用まで見据えた1細胞計測技術の開発」にアプローチし続けている様子をお伝えできればと思います。
15:45~16:30 テーマ 微生物シングルセル解析技術 bit-MAP®と大規模ゲノムデータが拓く革新的バイオ生産への道
講師 早稲田大学 理工学術院 大学院先進理工学研究科 准教授
bitBiome
株式会社 創業者 取締役CSO細川 正人 東京農工大学工学府博士後期課程修了 (短縮修了) 。博士 (工学) 。 2008年日本学術振興会特別研究員DC2、2010年同特別研究員PD、2015年JSTさきがけ研究者を務める。 東京農工大、静岡がんセンターでの研究活動を経て、2013年より早稲田大学を研究拠点とし、シングルセル解析技術の開発に従事。同研究成果をもとに、bitBiome株式会社を2018年に創業。
概要  bitBiome株式会社は、地球上のあらゆる微生物の設計図=ゲノムデータを最高解像度で蓄積し、あらゆる産業をupdateします。独自のシングルセルゲノム解析技術bit-MAP®により、これまで培養・解析が極めて難しかった微生物から高効率で全ゲノム配列を取得し、質・量ともに他を凌駕する微生物遺伝子データベースを構築します。これを起点とし、産業パートナーと協調してデータからモノを創り出す革新的バイオ生産プラットフォームを展開します。
16:30~17:00 パネルディスカッション

お申し込みはこちら

詳細・お申し込みはこちら

 

重要(必ず以下の事項の詳細をご確認の上、お申込みください)
●  Zoomの推奨環境を事前にご確認ください。
● 
PC、インターネット通信環境(有線LAN接続、Wi-Fi推奨)、PCに接続可能なマイク、スピーカーをご用意ください。(PCに内蔵されている場合は不要)
● 
必ず、以下よりの「オンライン講座に関する規約」をご確認の上、お申込みください。
●  受講資格はお申込みをいただいた方(1申込1名)に限ります。
●  複数のデバイス(機器)で接続することはご遠慮ください。
●  申込は先着順です。申込締切前でも定員に達した場合は、申込を締め切る場合があります。
●  申込締切後でも、定員に余裕がある場合はお申込みを受付けられる場合がありますのでお問い合わせください。
●  当日の資料配布はございません。また、講義中、許可なく講義内容の一部、およびすべてを複製、転載または撮影、配布、印刷など、第三者の利用に供することを禁止します。
● 
やむを得ない事情により、日程・内容等の変更や中止をする場合があります。
●  その他、お申込みについてご不明な点は、下記へお問い合わせください。

 

主催

地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)

お問合せ

(地独)神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)人材育成部 教育研修グループ
TEL : 044-819-2033 FAX : 044-819-2097

お問い合わせフォーム

*「お問い合わせ内容の選択」にて、「(溝の口)研修・教育に関すること」をお選びください。

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 文献管理のキラーアプリとなるか? 「ReadCube」
  2. データケミカル株式会社ってどんな会社?
  3. MIを組織内で90日以内に浸透させる3ステップ
  4. 第3回慶應有機合成化学若手シンポジウム
  5. ラジカルの安定性を越えろ! ジルコノセン/可視光レドックス触媒を…
  6. クリック反応に有用なジベンゾアザシクロオクチンの高効率合成法を開…
  7. オゾンと光だけでアジピン酸をつくる
  8. アノマー効果を説明できますか?

注目情報

ピックアップ記事

  1. 治療応用を目指した生体適合型金属触媒:① 細胞内基質を標的とする戦略
  2. 単結合を極める
  3. 280億円賠償評決 米メルク社治療薬副作用で死亡 テキサス州
  4. トムソン:2005年ノーベル賞の有力候補者を発表
  5. マテリアルズ・インフォマティクスにおける初期データ戦略 -新規テーマでの対応方法をご紹介-
  6. 第十二回ケムステVシンポ「水・有機材料・無機材料の最先端相転移現象 」
  7. カシノナガキクイムシ集合フェロモンの化学構造を解明
  8. 米社が液晶パネルのバックライトにカーボン・ナノチューブを採用
  9. シビれる(T T)アジリジン合成
  10. ChemTile GameとSpectral Game

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2021年12月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目情報

最新記事

第23回次世代を担う有機化学シンポジウム

「若手研究者が口頭発表する機会や自由闊達にディスカッションする場を増やし、若手の研究活動をエンカレッ…

ペロブスカイト太陽電池開発におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用

持続可能な社会の実現に向けて、太陽電池は太陽光発電における中心的な要素として注目…

有機合成化学協会誌2025年3月号:チェーンウォーキング・カルコゲン結合・有機電解反応・ロタキサン・配位重合

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年3月号がオンラインで公開されています!…

CIPイノベーション共創プログラム「未来の医療を支えるバイオベンチャーの新たな戦略」

日本化学会第105春季年会(2025)で開催されるシンポジウムの一つに、CIPセッション「未来の医療…

OIST Science Challenge 2025 に参加しました

2025年3月15日から22日にかけて沖縄科学技術大学院大学 (OIST) にて開催された Scie…

ペーパークラフトで MOFをつくる

第650回のスポットライトリサーチには、化学コミュニケーション賞2024を受賞された、岡山理科大学 …

月岡温泉で硫黄泉の pH の影響について考えてみた 【化学者が行く温泉巡りの旅】

臭い温泉に入りたい! というわけで、硫黄系温泉を巡る旅の後編です。前回の記事では群馬県草津温泉をご紹…

二酸化マンガンの極小ナノサイズ化で次世代電池や触媒の性能を底上げ!

第649回のスポットライトリサーチは、東北大学大学院環境科学研究科(本間研究室)博士課程後期2年の飯…

日本薬学会第145年会 に参加しよう!

3月27日~29日、福岡国際会議場にて 「日本薬学会第145年会」 が開催されま…

TLC分析がもっと楽に、正確に! ~TLC分析がアナログからデジタルに

薄層クロマトグラフィーは分離手法の一つとして、お金をかけず、安価な方法として現在…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー