青山らは,4-ヒドロキシ-TEMPOおよびNaClをシリカゲルに吸着させ,これを用いたアルコール類の空気酸化反応を報告しています。それによれば,この担持試薬およびFe(NO3)3・9H2Oを触媒として用いることにより,温和な条件下,種々のアルコールから対応するカルボニル化合物が高収率で得られます。この試薬は<a
href=”http://www.tcichemicals.com/eshop/ja/jp/commodity/H0865/” target=”_blank”>4-ヒドロキシ-TEMPOとNaClの水溶液にシリカゲルを加えることにより容易に調製することができ,反応後はろ過することにより回収・再利用が可能です。
N. Tamura, T. Aoyama, T. Takido, M. Kodomari, Synlett 2012, 23, 1397.