[スポンサーリンク]

archives

リチウムイオン電池の正極・負極≪活物質技術≫徹底解説セミナー

[スポンサーリンク]

 

★リチウムイオン電池の高効率化に直結する活物質技術!
★正極・負極材料の最適な組み合わせとは?活物質の表面改質技術とは?詳細に解説します!
 
日時 2012年5月17日(木)  10:30~16:30
会場 東京・品川区大井町 きゅりあん  5F 第3講習室
受講料(税込) 47,250円 ( S&T会員受講料 44,800円 ) 
上記価格より:(同一法人に限ります)
  2名で参加の場合1名につき7,350円割引
  3名で参加の場合1名につき10,500円割引
備考 資料・昼食付

参加・詳細はこちらをクリック
  • 講師

 

第1部 リチウムイオン電池正極・負極活物質の開発動向、組み合わせによる反応特性(仮) (10:30~12:00) 
(独)産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 グループ長 辰巳 国昭 氏
 
第2部 リチウムイオン電池の正極・負極活物質表面改質技術 (12:45~14:45)
渡辺春夫技術士事務所 所長 渡辺 春夫 氏
【講師紹介】
 
第3部 リチウムイオン電池の寿命と活物質劣化およびその評価 (15:00~16:30)
(株)豊田中央研究所 右京特別研究室 室長 右京 良雄 氏
 
  • プログラム

 

第1部 リチウムイオン電池正極・負極活物質の開発動向、組み合わせによる反応特性(仮)
 
※プログラム作成中
 
第2部 リチウムイオン電池の正極・負極活物質表面改質技術
 
<趣旨>
 リチウムイオン二次電池は、エネルギー貯蔵デバイスとして発展を続けている。このデバイスの主要材料である正・負極の活物質は、優れた材料が開発されて来ているが、さらに改善されるべき課題も存在する。この課題の改善方法として表面改質がある。
 この表面改質によれば、材料粒子の表面のみの僅かな改質で粒子全体の特性を改善でき、弊害が少なく大きな効果を得ることができ、今後の電池の発展を支える重要技術である。本講では、正・負極の活物質について、それぞれの課題とそれに対応した表面改質技術について解説する。
 
1.はじめに
 1.1 実用的表面とは
 1.2 活物質の表面改質の目的・効果
 
2.LiCoO2の表面改質
 2.1 高充電圧化による容量向上
 2.2 活物質による被覆処理
  a) Li(NiCoMn)O2
  b) LiMn2O4
 2.3 金属酸化物による被覆処理
  a) ZrO2
  b) Al2O3
  c) MgO, TiO2, SiO2, ZnO
 
3.LiNiO2の表面改質
 3.1 活物質による被覆処理 (Core-shell型活物質)
 3.2 金属酸化物による被覆処理
  a) ZrO2
  b) TiO2
  c) その他
 
4.LiMn2O4の表面改質
 4.1 活物質による被覆処理
  a) LiCoO2
  b) スピネル系活物質
 4.2 金属酸化物による被覆処理
  a) SiO2
  b) ZrO2, ZnO, CeO2
 4.3 導電性材料による被覆処理
 
5.LiFePO4の表面改質
 5.1 導電性向上技術の位置付け
 5.2 炭素質導電層の形成処理
 5.3 非炭素質導電層の形成処理
  a) 金属材料導電層の形成処理
  b) リチウムイオン導電層の形成処理
 
6.Li4Ti5O12の表面改質
 6.1 炭素質導電層の形成処理
 6.2 非炭素質導電層の形成処理
  a) 金属導電材料による被覆処理
  b) 非金属導電層の形成処理
 
7.炭素質電極活物質の表面改質
 7.1 表面の化学的改質
  a) 表面酸化処理
  b) 表面フッ素化処理
 7.2 炭素質の被着処理
 7.3 非炭素質の被着処理
  a) 金属・金属酸化物の被着処理
  b) 有機高分子材料の被着処理
  4) SEI (Surface Electrolyte Interphase)の形成と制御
 
8.まとめ
 
  □質疑応答・名刺交換□
 
 
第3部 リチウムイオン電池の寿命と活物質劣化およびその評価
 
<趣旨>
 リチウムイオン電池の寿命は電池の抵抗増加と容量減少に分類される。自動車用では特に抵抗上昇、すなわちパワーの低下が電池の寿命を支配する可能性が大きい。本講演では、特に高温での耐久による電池の抵抗上昇について、電池の抵抗の測定法、抵抗の分類法、電池の抵抗増加部位を特定する方法を述べる。また、電池の抵抗増加の原因となる電極活物質、特に正極活物質の変化について概説する。耐久による正極活物質変化の解析法についても、TEM、EELS、XAFS法などについて実際の解析を素に述べる。得られた結果から、抵抗増加を抑制する手法についてもこれまでの例を参考にしながら説明を加える。
 
1.電池と電気自動車
 
2.リチウムイオン電池とは
 2.1 リチウムイオン電池の性能
 2.2 リチウムイオン電池(電極)の構造
 2.3 リチウムイオン電池材料(正負極、セパレーターなど)
 
3.リチウムイオン電池の高温耐久試験
 3.1 高温サイクル耐久試験
 3.2 高温保存耐久試験
 
4.リチウムイオン電池の劣化解析
 4.1 容量減少と抵抗増加
 4.2 電池内の抵抗の種類
 4.3 抵抗増加場所の特定(電気化学解析)
  交流インピーダンス法、3極式電池法などを主体に
 4.4 抵抗増加と活物質変化(物理分析)
  TEM, EELS, XAFSなどを主体に
 
5.抵抗増加の抑制法 
 5.1 活物質の改良
 5.2 使用面からの対策
 
6.まとめ
 
  □質疑応答・名刺交換□
 
参加・詳細はこちらをクリック
Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. Co(II)-ポルフィリン触媒を用いた酸素酸化によるフェノールの…
  2. GlycoProfile アジド糖
  3. 固体高分子電解質の基礎、材料技術と実用化【終了】
  4. 太陽電池セル/モジュール封止材料・技術【終了】
  5. トリフルオロメタンスルホン酸ランタン(III):Lanthanu…
  6. 第5回ICReDD国際シンポジウム開催のお知らせ
  7. 軽くて強いだけじゃないナノマテリアル —セルロースナノファイバー…
  8. 樹脂コンパウンド材料におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 【ケムステSlackに訊いて見た④】化学系学生の意外な就職先?
  2. ケーニッヒ・クノール グリコシド化反応 Koenigs-Knorr Glycosidation
  3. 生化学実験:プラスチック器具のコンタミにご用心
  4. Reaxys Ph.D Prize 2014受賞者決定!
  5. 世界最高速で試料回転を行う固体NMRプローブを開発 -超微量の生体試料を高感度で検出-
  6. 有機合成化学協会誌6月号:ポリフィリン・ブチルアニリド・ヘテロ環合成・モノアシル酒石酸触媒・不斉ヒドロアリール化・機能性ポリペプチド
  7. アザジラクチンの全合成
  8. 触媒化学との「掛け算」によって展開される広範な研究
  9. Ugi反応を利用できるアルデヒドアルデヒド・イソニトリル・カルボン酸・アミン
  10. 第145回―「ランタニド・アクチニド化合物の合成と分光学研究」Christopher Cahill教授

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2012年5月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

注目情報

最新記事

有機合成化学協会誌2024年12月号:パラジウム-ヒドロキシ基含有ホスフィン触媒・元素多様化・縮環型天然物・求電子的シアノ化・オリゴペプチド合成

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年12月号がオンライン公開されています。…

「MI×データ科学」コース ~データ科学・AI・量子技術を利用した材料研究の新潮流~

 開講期間 2025年1月8日(水)、9日(木)、15日(水)、16日(木) 計4日間申込みはこ…

余裕でドラフトに収まるビュッヒ史上最小 ロータリーエバポレーターR-80シリーズ

高性能のロータリーエバポレーターで、効率良く研究を進めたい。けれど設置スペースに限りがあり購入を諦め…

有機ホウ素化合物の「安定性」と「反応性」を両立した新しい鈴木–宮浦クロスカップリング反応の開発

第 635 回のスポットライトリサーチは、広島大学大学院・先進理工系科学研究科 博士…

植物繊維を叩いてアンモニアをつくろう ~メカノケミカル窒素固定新合成法~

Tshozoです。今回また興味深い、農業や資源問題の解決の突破口になり得る窒素固定方法がNatu…

自己実現を模索した50代のキャリア選択。「やりたいこと」が年収を上回った瞬間

50歳前後は、会社員にとってキャリアの大きな節目となります。定年までの道筋を見据えて、現職に留まるべ…

イグノーベル賞2024振り返り

ノーベル賞も発表されており、イグノーベル賞の紹介は今更かもしれませんが紹介記事を作成しました。 …

亜鉛–ヒドリド種を持つ金属–有機構造体による高温での二酸化炭素回収

亜鉛–ヒドリド部位を持つ金属–有機構造体 (metal–organic frameworks; MO…

求人は増えているのになぜ?「転職先が決まらない人」に共通する行動パターンとは?

転職市場が活発に動いている中でも、なかなか転職先が決まらない人がいるのはなぜでしょう…

三脚型トリプチセン超分子足場を用いて一重項分裂を促進する配置へとペンタセンクロモフォアを集合化させることに成功

第634回のスポットライトリサーチは、 東京科学大学 物質理工学院(福島研究室)博士課程後期3年の福…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP