[スポンサーリンク]

archives

カプサイシンβ-D-グルコピラノシド : Capsaicin beta-D-Glucopyranoside

[スポンサーリンク]

C2548.gif

辛くないカプサイシン

唐辛子の辛味をもたらす主成分であるカプサイシンは,体内に吸収されるとアドレナリンの分泌を活発にし,発汗および強心作用を促す生理活性化合物です。濱田らが開発したカプサイシンβ-D-グルコピラノシドは,カプサイシンの配糖体であり,辛味がなく,生体内で糖部分が加水分解されるためカプサイシンの生理作用を示すことが報告されています。
*本品は岡山理科大学理学部・濱田博喜先生のご指導のもとに製品化したものです。

H. Hamada, K. Nishida, T. Furuya, K. Ishihara, N. Nakajima, J. Mol. Catal. B: Enzym. 2001, 16, 115; H. Katsuragi, K. Shimoda, R. Yamamoto, K. Ishihara, H. Hamada, Biochem. Insights 2011, 4, 1; K. Shimoda, H. Hamada, TCIメール 2011, number 151, 2.

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. マテリアルズ・インフォマティクスの基礎知識とよくある誤解
  2. 【12月開催】 【第二期 マツモトファインケミカル技術セミナー開…
  3. カルボニルトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)ヒドリド…
  4. Hantzschエステル:Hantzch Ester
  5. 高温焼成&乾燥プロセスの課題を解決! マイクロ波がもたらす脱炭素…
  6. (-)-MTPA-Cl
  7. 進化する カップリング反応と 応用展開
  8. 【9月開催】第十一回 マツモトファインケミカル技術セミナー   …

注目情報

ピックアップ記事

  1. 第143回―「単分子エレクトロニクスと化学センサーの研究」Nongjian (NJ) Tao 教授
  2. トリニトロトルエン / Trinitrotoluene (TNT)
  3. 米デュポンの第2・四半期決算は予想下回る、エネルギー費用高騰が打撃
  4. エナンチオ選択的付加反応による光学活性ピペリジン誘導体の合成
  5. 第23回「化学結合の自在切断 ・自在構築を夢見て」侯 召民 教授
  6. トレハロースが癒着防止 手術に有効、東大など発表
  7. リチャード・ホルム Richard H. Holm
  8. 光学活性ジペプチドホスフィン触媒を用いたイミンとアレン酸エステルの高エナンチオ選択的 [3+2] 環化反応
  9. 分子内ラジカル環化 Intramolecular Radical Cyclization
  10. 臭素系難燃剤など8種を禁止 有害化学物質の規制条約

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2012年4月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

注目情報

最新記事

MEDCHEM NEWS 34-1 号「創薬を支える計測・検出技術の最前線」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

医薬品設計における三次元性指標(Fsp³)の再評価

近年、医薬品開発において候補分子の三次元構造が注目されてきました。特に、2009年に発表された論文「…

AI分子生成の導入と基本手法の紹介

本記事では、AIや情報技術を用いた分子生成技術の有機分子設計における有用性や代表的手法について解説し…

第53回ケムステVシンポ「化学×イノベーション -女性研究者が拓く未来-」を開催します!

第53回ケムステVシンポの会告です!今回のVシンポは、若手女性研究者のコミュニティと起業支援…

Nature誌が発表!!2025年注目の7つの技術!!

こんにちは,熊葛です.毎年この時期にはNature誌で,その年注目の7つの技術について取り上げられま…

塩野義製薬:COVID-19治療薬”Ensitrelvir”の超特急製造開発秘話

新型コロナウイルス感染症は2023年5月に5類移行となり、昨年はこれまでの生活が…

コバルト触媒による多様な低分子骨格の構築を実現 –医薬品合成などへの応用に期待–

第 642回のスポットライトリサーチは、武蔵野大学薬学部薬化学研究室・講師の 重…

ヘム鉄を配位するシステイン残基を持たないシトクロムP450!?中には21番目のアミノ酸として知られるセレノシステインへと変異されているP450も発見!

こんにちは,熊葛です.今回は,一般的なP450で保存されているヘム鉄を配位するシステイン残基に,異な…

有機化学とタンパク質工学の知恵を駆使して、カリウムイオンが細胞内で赤く煌めくようにする

第 641 回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科化学専攻 生…

CO2 の排出はどのように削減できるか?【その1: CO2 の排出源について】

大気中の二酸化炭素を減らす取り組みとして、二酸化炭素回収·貯留 (CCS; Carbon dioxi…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー