[スポンサーリンク]

archives

固体高分子電解質の基礎、材料技術と実用化【終了】

[スポンサーリンク]

講師        : 東京農工大学 大学院工学研究院 (工学部 有機材料化学科) 講師 博士(工学) 富永 洋一 氏
【専門】
機能性高分子、イオン伝導体、高分子複合材料
日時        : 2011年6月2日(木) 10:30~16:30
会場        : 東京・大田区平和島 東京流通センター 2F 第4会議室
≪会場地図はこちら≫
受講料     :
(税込) 47,250円

申し込みはこちらをクリック!
講演内容  : <趣旨>
  固体高分子電解質(SPE)は、ポリエーテルなどの極性高分子と塩(イオン源)から構成される新しい電解質材料である。これまでの電解質材料は、有機溶媒や無機系固体が主流であった。SPEは、液体などの漏洩が無く、かつ高分子特有の柔軟性を活かすことができる。このような特徴は、デバイスの軽量化や薄膜化につながるため、次世代イオニクス材料として注目されている。
 本講演では、SPEの基礎(高分子の構造、塩溶解メカニズム、イオン輸送現象、高次構造の影響、イオン伝導度の測定技術など)を紹介し、実用化に向けた問題点や今後の課題について述べる。また、演者により進められている最新の研究成果についても紹介する。
1.基礎編
 1.1 電解質材料とは
 1.2 電解質材料の分類(液体電解質と固体電解質)
 1.3 固体高分子電解質の本質的な特徴
 1.4 固体高分子電解質のはじまりと歴史
 1.5 固体高分子電解質の構成素材
 1.6 固体高分子電解質の種類
 1.7 固体高分子電解質の構造
 1.8 固体高分子中における塩解離とイオン生成
 1.9 固体高分子中のイオン移動メカニズム
 1.10 錯体形成と高次構造解析
2.測定・評価編
 2.1 イオン伝導度
  2.1.1 測定法(交流法と複素インピーダンス測定)
  2.1.2 測定用セルの構造
  2.1.3 測定システムの基本構成
  2.1.4 データ解析と結果の解釈
 2.2 イオン輸率
  2.2.1 測定法の種類
  2.2.2 測定システムの基本構成
  2.2.3 データ解析と結果の解釈
 2.3 その他の測定・評価
3.応用編
 3.1 固体高分子電解質の応用【1】~リチウムイオン二次電池~
 3.2 固体高分子電解質の応用【2】~色素増感太陽電池~
 3.3 固体高分子電解質の応用【3】~固体高分子形燃料電池~
 3.4 固体高分子電解質の応用【4】~その他の応用例~
4.研究の新展開編
 4.1 現状のまとめと課題
 4.2 最近の研究動向
 4.3 富永研究室の研究紹介
  4.3.1 二酸化炭素の応用(1) 溶媒利用によるイオン伝導度の改善
  4.3.2 二酸化炭素の応用(2) 原料利用による新規高分子の合成
  4.3.3 高分子/無機フィラー複合体の可能性
  4.3.4 メソポーラス化合物を充填した燃料電池膜用高分子複合体
  4.3.5 固体高分子電解質を利用した帯電防止ポリマーアロイの開発
  4.3.6 その他
  □質疑応答・名刺交換□
【講師略歴】
 1997~2000年 日本学術振興会 特別研究員(DC1)
 2000年3月 東京農工大学 大学院工学研究科 修了、博士(工学)
    (大野研究室にて、ポリエーテル電解質の研究で学位取得)
 2000~2007年東京工業大学 大学院理工学研究科 助教
    (住田研究室にて、高分子物性・構造や複合材料の研究に従事)
 2003~2004年 文部科学省 在外研究員(ローマ大学理学部)
    (Scrosati研究室にて、SPE複合材料やLi電池の研究に従事)
 2007年9月より現職
申し込みはこちらをクリック!
Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸二無水物:1,2,3…
  2. ナノ粒子の安全性、リスク評価と国際標準化の最新動向【終了】
  3. マテリアルズ・インフォマティクスの導入・活用・推進におけるよくあ…
  4. CEMS Topical Meeting Online 機能性材…
  5. マイクロ波の技術メリット・事業メリットをお伝えします!/マイクロ…
  6. フタロシアニン鉄(II) : Phthalocyanine Ir…
  7. クロロ(1,5-シクロオクタジエン)イリジウム(I) (ダイマー…
  8. ペロブスカイト太陽電池開発におけるマテリアルズ・インフォマティク…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 【速報】2010年ノーベル物理学賞に英の大学教授2人
  2. 第60回―「エネルギー・環境化学に貢献する金属-有機構造体」Martin Schröder教授
  3. ダフ反応 Duff Reaction
  4. 【無料ウェビナー】粒子分散の最前線~評価法から処理技術まで徹底解説~(三洋貿易株式会社)
  5. 表面処理技術ーChemical Times特集より
  6. コーリー・キム酸化 Corey-Kim Oxidation
  7. サン・タン San H. Thang
  8. 金属イオン認識と配位子交換の順序を切替えるホスト分子
  9. ユーコミン酸 (eucomic acid)
  10. グアニジニウム/次亜ヨウ素酸塩触媒によるオキシインドール類の立体選択的な酸化的カップリング反応

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2011年6月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

注目情報

最新記事

理研の研究者が考える未来のバイオ技術とは?

bergです。昨今、環境問題や資源問題の関心の高まりから人工酵素や微生物を利用した化学合成やバイオテ…

水を含み湿度に応答するラメラ構造ポリマー材料の開発

第651回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院工学研究科(大内研究室)の堀池優貴 さんにお願い…

第57回有機金属若手の会 夏の学校

案内:今年度も、有機金属若手の会夏の学校を2泊3日の合宿形式で開催します。有機金…

高用量ビタミンB12がALSに治療効果を発揮する。しかし流通問題も。

2024年11月20日、エーザイ株式会社は、筋萎縮性側索硬化症用剤「ロゼバラミン…

第23回次世代を担う有機化学シンポジウム

「若手研究者が口頭発表する機会や自由闊達にディスカッションする場を増やし、若手の研究活動をエンカレッ…

ペロブスカイト太陽電池開発におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用

持続可能な社会の実現に向けて、太陽電池は太陽光発電における中心的な要素として注目…

有機合成化学協会誌2025年3月号:チェーンウォーキング・カルコゲン結合・有機電解反応・ロタキサン・配位重合

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年3月号がオンラインで公開されています!…

CIPイノベーション共創プログラム「未来の医療を支えるバイオベンチャーの新たな戦略」

日本化学会第105春季年会(2025)で開催されるシンポジウムの一つに、CIPセッション「未来の医療…

OIST Science Challenge 2025 に参加しました

2025年3月15日から22日にかけて沖縄科学技術大学院大学 (OIST) にて開催された Scie…

ペーパークラフトで MOFをつくる

第650回のスポットライトリサーチには、化学コミュニケーション賞2024を受賞された、岡山理科大学 …

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー