講師 :第1部 色素増感太陽電池の開発・製造技術動向と大面積/高効率化(仮)
≪10:00~11:00>>
東京大学 先端科学技術研究センター 特任准教授 内田 聡 氏
第2部 印刷による色素増感太陽電池セル作製技術と集積型モジュールの製造
≪11:15~12:35>>
桐蔭横浜大学 大学院工学研究科 研究科長 教授 宮坂 力 氏
1981年 3月 東京大学大学院工学系研究科 合成化学博士課程修了
1981年 4月 富士写真フイルム(株)入社,足柄研究所研究員
1992年 7月 同、足柄研究所 主任研究員
2001年12月 桐蔭横浜大学工学部・大学院工学研究科教授
2004年 3月 ペクセル・テクノロジーズ?代表取締役(兼務)
2005年 4月 東京大学大学院総合文化研究科客員教授
2006年4月 桐蔭横浜大学大学院工学研究科 研究科長・教授
2010年4月より現職
JST革新技術開発プロジェクトリーダー(2006~2008);経済産業省地域イノベーション創生事業プロジェクトリーダー(2007~2009);世界最先端研究開発支援プログラムサブリーダー(2010~)、など
【ホームページ】
http://www.cc.toin.ac.jp/sc/miyasaka/
第3部 小型機器向け色素増感太陽電池モジュールの製造技術
≪13:15~14:35>>
ローム(株) 研究開発本部 主任研究員 渡辺 実 氏
第4部 SPD法による色素増感太陽電池の製造と量産・大面積化(仮)
≪14:50~16:10>>
静岡大学 工学部 物質工学科 准教授 博士(工学) 奥谷 昌之 氏
講演内容 :第1部 色素増感太陽電池の開発・製造技術動向と大面積/高効率化(仮)
近日UP
第2部 印刷による色素増感太陽電池セル作製技術と集積型モジュールの製造
<趣旨>
色素増感型を代表とする有機系太陽電池は低コストを最大のメリットとし、低炭素社会が求める次世代太陽電池として優位に立てると期待できる。プラスチックフィルムを電極基板に使った太陽電池モジュールの製造では非真空、低温の印刷方式によるプロセス設計が可能になり、軽量フレキシブルな特長を生かした用途拡大も期待できる。本講演では、色素増感型と有機薄膜型の太陽電池の技術動向を紹介しながら、特に、低コスト化が鍵となる消費者エレクトロニクス市場に向けたデバイスの形態と、印刷工程を使った集積型モジュールの作製技術について解説する。
1.有機系・色素増感系の光電変換素子のしくみと特徴
1.1 有機系太陽電池の開発動向
1.2 色素増感太陽電池のしくみとモジュールの最新動向
1.3 有機太陽電池と色素増感型の機能の違い
2.印刷・ロールツーロール製造に必要なフレキシブル電極基板
2.1 ITOプラスチック基板
2.2 金属箔基板
2.3 各種の周辺部材
3.封止技術と封止に係わる問題
3.1 耐久性を左右する因子
3.2 必要な封止方法
4.低温成膜と印刷方式にもとづく太陽電池の製作
4.1 フレキシブル色素増感太陽電池の開発
4.2 並列・直列式の集積モジュール開発
5.低コスト化を実現するプリンタブルな材料技術
5.1 光発電材料の低コスト化
5.2 プラスチック化による低コスト化
5.3 電極用透明導電基板の低コスト化
□質疑応答・名刺交換□
第3部 小型機器向け色素増感太陽電池モジュールの製造技術
<趣旨>
色素増感太陽電池(DSC)はいよいよ実用化に向けた動きが活発化してきている。DSCでは従来の屋外向け大型パネルに加え、小型機器への応用も期待されている。小型モバイル器機向けには大型パネルとは異なった集積化技術、製造技術等が必要である。本講座ではこれらのアプリケーションに向けたデバイス技術、製造技術について解説する。次世代有機系太陽電池は、これまでのSi系太陽電池と製造技術として大きく異なり、工程は印刷を主体としたものになる。一般的には印刷=ロールtoロール=大幅な低コスト化といったイメージであるが、実際にこれを実現するのは容易ではない。本稿ではDSCの実用化に向けた動向と製造技術を中心に解説する。
1.色素増感太陽電池(DSC)とは
2.DSCの特徴
2.1 室内環境での出力特性
2.2 低コスト製造プロセス
2.3 デザイン性
3.アプリケーション
3.1 住宅用途、発電所用途
3.2 小型モバイル機器用途
3.3 エネルギーハーべスティング応用
4.製造技術
4.1 モジュール化技術
4.2 小型集積化技術
4.3 製造装置
4.4 製造工程管理
5.低コスト化に向けた取り組み
6.まとめ
□質疑応答・名刺交換□
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