[スポンサーリンク]

archives

(S)-5-(ピロリジン-2-イル)-1H-テトラゾール:(S)-5-(Pyrrolidin-2-yl)-1H-tetrazole

[スポンサーリンク]

P1784.gif

有機触媒を用いたα,β-エノンへのエナンチオ選択的マイケル付加反応

Leyらは,有機分子触媒を用いたエナンチオ選択的マイケル付加反応を報告しています。この報告によると,触媒量の(S)-5-(ピロリジン-2-イル)-1H-テトラゾール存在下,α,β-エノンとマロン酸エステルを反応させ,高収率かつ高エナンチオ選択的にマイケル付加体を得ています。この付加反応物は,エナンチオ選択率を低下させることなく,容易に脱炭酸させることが可能です。

V. Wascholowski, K. R. Knudsen, C. E. T. Mitchell, S. V. Ley, Chem. Eur. J. 2008, 14, 6155.

 

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. 条件最適化向けマテリアルズ・インフォマティクスSaaS : mi…
  2. 10-メチルアクリジニウム触媒を用いたBaeyer-Villig…
  3. “防護服の知恵.com”を運営するアゼアス(株)と記事の利用許諾…
  4. [12]シクロパラフェニレン : [12]Cycloparaph…
  5. Z選択的ホルナー-エモンズ試薬:Z-selective Horn…
  6. 推進者・企画者のためのマテリアルズ・インフォマティクスの組織推進…
  7. 化学分野での特許無効審判における 実験データの戦略的な活用方法【…
  8. マテリアルズ・インフォマティクスに欠かせないデータ整理の進め方と…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 二段励起型可視光レドックス触媒を用いる還元反応
  2. オルガテクノ大賞2005受賞者決定!
  3. 金属原子のみでできたサンドイッチ
  4. ブレオマイシン /Bleomycin
  5. 振動強結合によるイオン伝導度の限界打破に成功
  6. 硫黄配位子に安定化されたカルボンの合成
  7. 未来のノーベル化学賞候補者(2)
  8. 第53回―「革命的な有機触媒を開発する」Ben List教授
  9. GRE Chemistry
  10. 信じられない!驚愕の天然物たちー顛末編ー

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年12月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

注目情報

最新記事

四置換アルケンのエナンチオ選択的ヒドロホウ素化反応

四置換アルケンの位置選択的かつ立体選択的な触媒的ヒドロホウ素化が報告された。電子豊富なロジウム錯体と…

【12月開催】 【第二期 マツモトファインケミカル技術セミナー開催】 題目:有機金属化合物 オルガチックスのエステル化、エステル交換触媒としての利用

■セミナー概要当社ではチタン、ジルコニウム、アルミニウム、ケイ素等の有機金属化合物を“オルガチッ…

河村奈緒子 Naoko Komura

河村 奈緒子(こうむら なおこ, 19xx年xx月xx日-)は、日本の有機化学者である。専門は糖鎖合…

分極したBe–Be結合で広がるベリリウムの化学

Be–Be結合をもつ安定な錯体であるジベリロセンの配位子交換により、分極したBe–Be結合形成を初め…

小松 徹 Tohru Komatsu

小松 徹(こまつ とおる、19xx年xx月xx日-)は、日本の化学者である。東京大学大学院薬学系研究…

化学CMアップデート

いろいろ忙しくてケムステからほぼ一年離れておりましたが、少しだけ復活しました。その復活第一弾は化学企…

固有のキラリティーを生むカリックス[4]アレーン合成法の開発

不斉有機触媒を利用した分子間反応により、カリックスアレーンを構築することが可能である。固有キラリ…

服部 倫弘 Tomohiro Hattori

服部 倫弘 (Tomohiro Hattori) は、日本の有機化学者。中部大学…

ぱたぱた組み替わるブルバレン誘導体を高度に置換する

容易に合成可能なビシクロノナン骨格を利用した、簡潔でエナンチオ選択的に多様な官能基をもつバルバラロン…

今年は Carl Bosch 生誕 150周年です

Tshozoです。タイトルの件、本国で特に大きなイベントはないようなのですが、筆者が書かずに誰が…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP