フルオリドフリー水中檜山クロスカップリング反応
ShiとZhangは、Pd(OAc)2触媒を用いた、温和な条件下でのアリールトリアルコキシシランとアリールブロミドのフルオリドフリー水中檜山クロスカップリング反応を報告しています。それによると、PEGと3当量の水酸化ナトリウムを用いることで収率が大きく改善されています。反応生成物はエーテル抽出により容易に取り出すことが可能です。この触媒システムは、高反応効率を維持しながら8回再利用されています。
S. Shi, Y. Zhang, J. Org. Chem, 2007, 72, 5927.