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エナンチオ選択的な細見-櫻井 共役アリル化反応
Shizuka とSnapper は環状不飽和ケトエステルとアリルトリメチルシランのエナンチオ選択的な細見-櫻井アリル化反応を報告しています。それによれば,(S,S)-(-)-2,2′-イソプロピリデンビス(4-tert-ブチル-2-オキサゾリン)を配位子としたCu(OTf)2を用いることでスムースにアリル化反応が進行し,高い光学純度で2-アリル化体が得られています。この2-アリル化体は有用なキラルビルディングブロックとして用いることが可能です。
M. Shizuka and M. L. Snapper, Angew. Chem. Int. Ed., 2008, 47, 5049.