1,ボンビコール
2,構造上の特徴
3,アセチレン化合物の反応性を利用した合成法
4,Wittig反応を利用した合成法
5,ヒドロホウ素化を利用した合成法
1,ボンビコール
A.butenandtが約50万匹のメスのカイコよりオスを誘引する活性成分を分離し、カイコの学名より、ボンビコールと命名した。このとき、誘導体として単離できた量はわずか12mgだった。
2,構造上の特徴
まず、ボンビコールの構造上の特徴を見てみる。骨格としては16個の直鎖状の炭素鎖を持っているが、この内C1−C9までは飽和基である。また、官能基の特徴としては、10,12位にそれぞれtrans−およびcis-の二重結合を、そして、1位に一級アルコールを有している。
3,アセチレン化合物の反応性を利用した合成法
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