バニリン(vanillin)は、ラン科バニラ(Vanilla planifolia)の果実などに含まれる香気成分である。
- 歴史・用途
いわゆるバニラの香りの主成分。バニラ、安息香、ペルーバルサム、チョウジ(クローブ)の精油などに含有されており、1858年に初めて単離された。 類縁体のエチルバニリンはバニリン自体よりも香りが強く、こちらも使用される。
工業的供給の大半は化学合成によってまかなわれている。グアヤコール(guaiacol)を原料とするReimer-Tiemann反応による合成法を以下に示す。
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関連文献
- 関連書籍
- 関連リンク
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