[スポンサーリンク]

ナノ化学

ポール・ロゼムンド Paul W. K. Rothemund

[スポンサーリンク]

 

ポール・ウィルヘルム・カール・ロゼムンド(Paul Wilhelm Karl Rothemund, 19xx年xx月xx日-)は、アメリカの生化学者・コンピュータ科学者である。カリフォルニア工科大学 主任研究員。

経歴

1994 カリフォルニア工科大学 卒業
2001 南カリフォルニア大学 博士号取得(Leonard Adleman教授)
2001- カリフォルニア工科大学 主任研究員

 

受賞歴

2006 Fynman Prize in Nanotechnology(Erik Winfreeと同時受賞)
2007 MacArthur Fellowships

 

研究業績

DNA折り紙技術の開発

適切に配列設計した長短DNA鎖を混ぜ合わせることで、複雑なナノ構造体へ自己組織化させる技術を開発。これを用いてナノサイズのスマイルマークや世界地図を描き上げるという離れ業を実現した[1]。

この技術は今日ではDNA折り紙(DNA Origami)と呼ばれている。現在ホットなトピックであるDNAナノテクノロジーを牽引する成果である。

Paul_Rothemund_2.jpg(画像:Nature.com)

名言集

コメント&その他

関連動画

関連文献

[1] “Folding DNA to create nanoscale shapes and patterns” Rothemund, P. W. K. Nature 2006, 440, 297. doi:10.1038/nature04586

 

関連書籍

[amazonjs asin=”B00BY544UC” locale=”JP” title=”DNA Nanotechnology: From Structure to Function”][amazonjs asin=”5510958324″ locale=”JP” title=”DNA Nanotechnology”][amazonjs asin=”1617791415″ locale=”JP” title=”DNA Nanotechnology: Methods and Protocols (Methods in Molecular Biology)”][amazonjs asin=”4621081004″ locale=”JP” title=”目で楽しむナノの世界”]

 

外部リンク

「DNA折り紙ってなんだ?」若き東大のイケメン助教が教えてくれた(アレ待チろまん)

Paul W.K. Rothemund

Paul W. K. Rothemund – Wikipedia

DNA Origami

未来を担う技術「DNA折り紙」についてのまとめ (NAVERまとめ)

DNA:ナノ素材からナノマシンへ (サイエンスあれこれ)

DNA折り紙の作り方(気ままに有機化学)

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. アリ・ワーシェル Arieh Warshel
  2. ティム・ジャミソン Timothy F. Jamison
  3. アンドレイ・ユーディン Andrei K. Yudin
  4. ノーマン・アリンジャー Norman A. Allinger
  5. マイケル・クリシェー Michael J. Krische
  6. 大栗 博毅 Hiroki Oguri
  7. 丸岡 啓二 Keiji Maruoka
  8. 城戸 淳二 Junji Kido

注目情報

ピックアップ記事

  1. 生体外の環境でタンパクを守るランダムポリマーの設計
  2. 三菱商事ナノテク子会社と阪大院、水に濡れるフラーレンを共同開発
  3. 第143回―「単分子エレクトロニクスと化学センサーの研究」Nongjian (NJ) Tao 教授
  4. PACIFICHEM2010に参加してきました!①
  5. 基礎から学ぶ機器分析化学
  6. 国武 豊喜 Toyoki Kunitake
  7. 化学者たちの感動の瞬間―興奮に満ちた51の発見物語
  8. カゴ型シルセスキオキサン「ヤヌスキューブ」の合成と構造決定
  9. 化学者のためのエレクトロニクス講座~電解銅めっき編~
  10. エチオ・リザード Ezio Rizzardo

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2014年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

注目情報

最新記事

有機合成化学協会誌2024年12月号:パラジウム-ヒドロキシ基含有ホスフィン触媒・元素多様化・縮環型天然物・求電子的シアノ化・オリゴペプチド合成

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年12月号がオンライン公開されています。…

「MI×データ科学」コース ~データ科学・AI・量子技術を利用した材料研究の新潮流~

 開講期間 2025年1月8日(水)、9日(木)、15日(水)、16日(木) 計4日間申込みはこ…

余裕でドラフトに収まるビュッヒ史上最小 ロータリーエバポレーターR-80シリーズ

高性能のロータリーエバポレーターで、効率良く研究を進めたい。けれど設置スペースに限りがあり購入を諦め…

有機ホウ素化合物の「安定性」と「反応性」を両立した新しい鈴木–宮浦クロスカップリング反応の開発

第 635 回のスポットライトリサーチは、広島大学大学院・先進理工系科学研究科 博士…

植物繊維を叩いてアンモニアをつくろう ~メカノケミカル窒素固定新合成法~

Tshozoです。今回また興味深い、農業や資源問題の解決の突破口になり得る窒素固定方法がNatu…

自己実現を模索した50代のキャリア選択。「やりたいこと」が年収を上回った瞬間

50歳前後は、会社員にとってキャリアの大きな節目となります。定年までの道筋を見据えて、現職に留まるべ…

イグノーベル賞2024振り返り

ノーベル賞も発表されており、イグノーベル賞の紹介は今更かもしれませんが紹介記事を作成しました。 …

亜鉛–ヒドリド種を持つ金属–有機構造体による高温での二酸化炭素回収

亜鉛–ヒドリド部位を持つ金属–有機構造体 (metal–organic frameworks; MO…

求人は増えているのになぜ?「転職先が決まらない人」に共通する行動パターンとは?

転職市場が活発に動いている中でも、なかなか転職先が決まらない人がいるのはなぜでしょう…

三脚型トリプチセン超分子足場を用いて一重項分裂を促進する配置へとペンタセンクロモフォアを集合化させることに成功

第634回のスポットライトリサーチは、 東京科学大学 物質理工学院(福島研究室)博士課程後期3年の福…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP