経歴
19xx コーネル大学 卒業
1974 マサチューセッツ工科大学 Sc.D.取得 (Clark K. Colton教授)
1974-1977 ボストン小児病院・ハーバードメディカルスクール 博士研究員 (Judah Folkman教授)
19xx マサチューセッツ工科大学 David H. Koch Professor
1995-2002 米国食品医薬品局 科学顧問・最高顧問
1999-2002 同局 Chairmanを歴任。
受賞歴
1998 Lamelson-MIT Prize
2003 Harvey Prize
2006 National Medal of Science
2006 Charles Stark Draper Prize (エンジニア界のノーベル賞と言われる賞)
2008 Max Planck Research Award
2008 Millenium Technology Prize
2012 プリーストリーメダル
2012 パーキンメダル
2012 第1回 テルモ国際賞
2013 ウルフ賞化学部門
2013 アメリカ国家技術賞
2014 生命科学ブレイクスルー賞
2014 京都賞先端技術部門
2015 シェーレ賞
2015 クイーン・エリザベス工学賞
2016 ベンジャミン・フランクリン・メダル
ここに書ききれない180以上の受賞がある。
研究概要
薬物徐放性ポリマー・ドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発
生分解性ポリマーなどを用い、経皮性DDS[1]、血液-脳関門などの体内障壁を乗り越えて薬物を輸送するシステムの開発などに取り組んでいる。
再生医学(生体組織工学, Tissue Engineering)[2]
細胞と分化誘導シグナル、適切な材料を用いる足場をうまく組んでやると、組織再生が効率よく起こる。これによって欠損された人体組織を再生させ、機能回復が行えるとするもの。材料工学を専門とするエンジニアLangerと医学博士Joseph Vacanti(マサチューセッツ総合病院)が共同提案し、現在の医学界では最も注目を集める治療コンセプトのひとつとなっている。
コメント&その他
1. 1100以上の論文、10以上の書籍を共同執筆し、800以上の特許(取得見込を含む)を保持。
2. エンジニアとしては歴史上もっとも論文引用数が多い人物。
3. トムソン・ロイター社の報告によれば、2001~2010年の論文引用ランキングは世界第85位となっています。
4, 年間10億円以上の予算を元に100人以上の研究者を抱えたラボを運営している。
5. わずか43歳にて米国の科学アカデミー(National Academy of Science、National Academy of Engineering、Institute of Medicine)全ての会員となった。これは歴史上最年少記録である。
6. Tissue EngineeringのコンセプトはLangerとVacantiが一緒に釣りをしていたとき交わした雑談から生まれたそうだ。
名言集
関連動画
関連文献
- (a) Mitragotri, S.; Blankschtein, D.; Langer, R. S. Science 1995, 269, 850. DOI:10.1126/science.7638603 (b) Kost, J.; Mitragotri, S.; Gabbay, R. A.; Pishko, M.; Langer, R. Nature Medicine 2000, 6, 347. doi:10.1038/73213
- (a) Langer, R.; Vacanti, J. P. Science 1993, 260, 920. doi:10.1126/science.8493529 (b) Niklason, L. E.; Gao, J.; Abbott, W. M.; Hirschi, K. K.; Houser, S.; Marini, R.; Langer, R. Science 1999, 284, 489. DOI:10.1126/science.284.5413.489 (c) Langer, R. et al. Nat. Biotech. 2005, 23, 879. doi:10.1038/nbt1109