[スポンサーリンク]

ナノ化学

ベン・フェリンガ Ben L. Feringa

[スポンサーリンク]

ベン・L・フェリンガ (Benard L. Feringa、1951年5月18日-)は、オランダの有機化学者である。グローニンゲン大学教授(写真:rsc.org)。

 経歴

1978 グローニンゲン大学 博士号取得 「Asymmetric phenol oxidation」(Hans Wynberg教授)
1978-1982 Shell Research Center (アムステルダム) 研究員
1979-1982 Hogere Analistenschool 講師
1982-1983 Shell Biosciences Laboratories (シッティングボーン、UK) 研究員
1983-1984 Shell Research Center (アムステルダム) 主任研究員
1984 グローニンゲン大学 講師
1988 グローニンゲン大学 教授
2003 グローニンゲン大学 Jacobus H van ‘t Hoff Professor

受賞歴

1997 Pino gold medal (Italian Chemical Society)
2000-2001 Novartis Chemistry Lectureship Award
2003 Koerber European Science Award
2003 Guthikonda Award (Columbia university)
2004 Spinoza Award 2005 Prelog gold medal
2005 Solvias Ligand contest award
2007 Norrish Award of the ACS
2008 Paracelsus medal
2009 Chirality medal
2011 RSC Organic Stereochemistry Award
2012 Humboldt Award
2012 Grand Prix Scientifique Cino del Duca (French Academy)
2013 Marie Curie medal
2013 Nagoya Gold Medal
2016 Tetrahedron Prize for Creativity in Organic Chemistry
2016 Nobel Prize in Chemistry for “the design and synthesis of molecular machines”

研究

回転一方向性を有する分子モーターの開発 光照射と加熱により回転方向を制御することが可能。

Feringa_motor_1.gif(一方向のみに回転する分子の様子)molmotor31

銅触媒を用いる触媒的不斉合成法の開発

organozinc_14_1.gif

DNAをキラルソースとする不斉合成法の開発  

名言集

 

コメント&その他

  1. 2007年度化学領域での論文引用数は世界第70位。

 

関連動画

 

関連文献

 

関連書籍

[amazonjs asin=”3527313656″ locale=”JP” title=”Molecular Switches”]
 [amazonjs asin=”4860431383″ locale=”JP” title=”分子デバイスおよび分子マシン―ナノワールドへの誘い”]
[amazonjs asin=”3540285016″ locale=”JP” title=”Molecular Machines (Topics in Current Chemistry)”]

外部リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. グレッグ・ウィンター Gregory P. Winter
  2. プリーストリーメダル・受賞者一覧
  3. 橘 熊野 Yuya Tachibana
  4. ジェームス・ツアー James M. Tour
  5. 佐藤 伸一 Shinichi Sato
  6. シャンカー・バラスブラマニアン Shankar Balasubr…
  7. ブルース・ギブ Bruce C. Gibb
  8. デヴィッド・シュピーゲル David A. Spiegel

注目情報

ピックアップ記事

  1. DeuNet (重水素化ネットワーク)
  2. 卓上NMR
  3. 常温常圧でのアンモニア合成の実現
  4. 相田卓三教授の最終講義をYouTube Live配信!
  5. ウェルナー・ナウ Werner M. Nau
  6. 有機触媒 / Organocatalyst
  7. 第48回「分子の光応答に基づく新現象・新機能の創出」森本 正和 教授
  8. 2014年化学10大ニュース
  9. 高分子材料中の微小異物分析技術の実際【終了】
  10. Spiber株式会社ってどんな会社?

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年8月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

注目情報

最新記事

植物由来アルカロイドライブラリーから新たな不斉有機触媒の発見

第632回のスポットライトリサーチは、千葉大学大学院医学薬学府(中分子化学研究室)博士課程後期3年の…

MEDCHEM NEWS 33-4 号「創薬人育成事業の活動報告」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

第49回ケムステVシンポ「触媒との掛け算で拡張・多様化する化学」を開催します!

第49回ケムステVシンポの会告を致します。2年前(32回)・昨年(41回)に引き続き、今年も…

【日産化学】新卒採用情報(2026卒)

―研究で未来を創る。こんな世界にしたいと理想の姿を描き、実現のために必要なものをうみだす。…

硫黄と別れてもリンカーが束縛する!曲がったπ共役分子の構築

紫外光による脱硫反応を利用することで、本来は平面であるはずのペリレンビスイミド骨格を歪ませることに成…

有機合成化学協会誌2024年11月号:英文特集号

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年11月号がオンライン公開されています。…

小型でも妥協なし!幅広い化合物をサチレーションフリーのELSDで検出

UV吸収のない化合物を精製する際、一定量でフラクションをすべて収集し、TLCで呈色試…

第48回ケムステVシンポ「ペプチド創薬のフロントランナーズ」を開催します!

いよいよ本年もあと僅かとなって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。冬…

3つのラジカルを自由自在!アルケンのアリール–アルキル化反応

アルケンの位置選択的なアリール–アルキル化反応が報告された。ラジカルソーティングを用いた三種類のラジ…

【日産化学 26卒/Zoomウェビナー配信!】START your ChemiSTORY あなたの化学をさがす 研究職限定 キャリアマッチングLIVE

3日間で10領域の研究職社員がプレゼンテーション!日産化学の全研究領域を公開する、研…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP