[スポンサーリンク]

世界の化学者データベース

諸熊 奎治 Keiji Morokuma

[スポンサーリンク]

諸熊 奎治 (もろくま けいじ、1934年7月12日-2017年11月27日 鹿児島市生まれ)は、日本の計算化学者である(写真:産経新聞)。米エモリー大学名誉教授。

経歴

1957 京都大学工学部 卒業
1962-1966 京都大学工学部 助手
1963 工学博士
1964-1966 コロンビア大学 博士研究員
1966-1967 ハーバード大学 博士研究員
1967 ロチェスター大学 助教授
1969 ロチェスター大学 准教授
1971 ロチェスター大学 教授
1976 分子化学研究所
1993 エモリー大学 教授
2006 エモリー大学 名誉教授?
2006- 京都大学福井謙一記念研究センターリサーチリーダー

 

受賞歴

1978 International Molecular Science Award
1992 日本化学会賞
1993 シュレーディンガーメダル
2005 福井メダル
2008 恩賜賞・日本学士院賞

 

研究概要

ONIOM法の開発

核心部分は高精度に、それから遠くに位置するほど精度の低い簡便な計算法を適用すれば、計算コストを抑えつつも妥当な結果が得られる。計算の階層構造をタマネギにたとえて、ONIOM(オムニム)法と呼ばれる。特にタンパク質などの巨大分子や複雑系現象の計算に威力を発揮する。

 

コメント&その他

  1. 学会出張の際の休日に一番列車で遠出するのが得意らしい。
  2. 40歳からテニスを始め、集に1、2回汗を流す。走るのはつらいだけなのであまり好きではないらしい。
  3. モーツァルトが好きでありコンサートにいくことも。映画には全く興味がなし。
  4. 現在京都市内で奥さんと二人暮らし。子供は3男1女 (1-4 : 産經新聞より)

関連文献

関連書籍

[amazonjs asin=”9048161347″ locale=”JP” title=”Applying Molecular and Materials Modeling”][amazonjs asin=”3527318437″ locale=”JP” title=”Computational Modeling for Homogeneous and Enzymatic Catalysis: A Knowledge-Base for Designing Efficient Catalysis”]

 

外部リンク

【知の先端】理論化学者・諸熊奎治さん 巨大分子の振る舞いを予測 (産經ニュース)

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. 寺崎 治 Osamu Terasaki
  2. 伊丹健一郎 Kenichiro Itami
  3. 荘司 長三 Osami Shoji
  4. ブルース・リプシュッツ Bruce H. Lipshutz
  5. 菅裕明 Hiroaki Suga
  6. ロナルド・ブレズロウ Ronald Breslow
  7. 砂塚 敏明 Toshiaki Sunazuka
  8. ナタリー カロリーナ ロゼロ ナバロ Nataly Caroli…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 銀の殺菌効果がない?銀耐性を獲得するバシラス属菌
  2. リケラボとコラボして特集記事を配信します
  3. ワインのコルク臭の原因は?
  4. 「薬草、信じて使うこと」=自分に合ったものを選ぶ
  5. 過酸がC–H結合を切ってメチル基を提供する
  6. 日本化学会第85回春季年会
  7. アルカロイドの科学 生物活性を生みだす物質の探索から創薬の実際まで
  8. Advanced Real‐Time Process Analytics for Multistep Synthesis in Continuous Flow
  9. 化学反応を自動サンプリング! EasySampler 1210
  10. 三菱化学:子会社と持ち株会社設立 敵対的買収を防ぐ狙い

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

注目情報

最新記事

植物由来アルカロイドライブラリーから新たな不斉有機触媒の発見

第632回のスポットライトリサーチは、千葉大学大学院医学薬学府(中分子化学研究室)博士課程後期3年の…

MEDCHEM NEWS 33-4 号「創薬人育成事業の活動報告」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

第49回ケムステVシンポ「触媒との掛け算で拡張・多様化する化学」を開催します!

第49回ケムステVシンポの会告を致します。2年前(32回)・昨年(41回)に引き続き、今年も…

【日産化学】新卒採用情報(2026卒)

―研究で未来を創る。こんな世界にしたいと理想の姿を描き、実現のために必要なものをうみだす。…

硫黄と別れてもリンカーが束縛する!曲がったπ共役分子の構築

紫外光による脱硫反応を利用することで、本来は平面であるはずのペリレンビスイミド骨格を歪ませることに成…

有機合成化学協会誌2024年11月号:英文特集号

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年11月号がオンライン公開されています。…

小型でも妥協なし!幅広い化合物をサチレーションフリーのELSDで検出

UV吸収のない化合物を精製する際、一定量でフラクションをすべて収集し、TLCで呈色試…

第48回ケムステVシンポ「ペプチド創薬のフロントランナーズ」を開催します!

いよいよ本年もあと僅かとなって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。冬…

3つのラジカルを自由自在!アルケンのアリール–アルキル化反応

アルケンの位置選択的なアリール–アルキル化反応が報告された。ラジカルソーティングを用いた三種類のラジ…

【日産化学 26卒/Zoomウェビナー配信!】START your ChemiSTORY あなたの化学をさがす 研究職限定 キャリアマッチングLIVE

3日間で10領域の研究職社員がプレゼンテーション!日産化学の全研究領域を公開する、研…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP