日本学士院賞とは、日本学士院が学術上特にすぐれた研究業績に対して授与するものである。日本の学術賞としては最も権威ある賞。2001年以降、化学者で受賞している人は以下のとおり。受賞者の完全な一覧はこちら(Wikipedia) (写真:日本学士院)
2019
藤田誠 結晶スポンジ法 —X線構造解析の革新と分子科学技術への展開— (恩賜賞)
2018
長野哲雄 蛍光特性制御原理の解明およびバイオイメージングへの応用に関する研究
相田卓三 革新的ソフトマテリアルの精密階層設計に関する研究
丸岡啓二 キラル相間移動触媒の創製
2016
森田浩介113番超重元素の発見
北川 進 多孔性金属錯体材料の創製と応用に関する研究
2015
鈴木 啓介 高次構造天然有機化合物の合成に関する研究
2014
赤崎勇 高品質GaN系窒化物半導体単結晶の創製とp-n接合青色発光デバイスの発明
岡本佳男 らせん高分子の精密合成、構造、機能に関する研究
2013
巽和行 還元系金属酵素活性中心の生物無機化学に関する研究
2010
北原武・大類洋 新規生物機能性分子の創製とその応用に関する研究
村井眞二・村橋俊一 遷移金属分子触媒による有機化合物の骨格形成法と修飾法の開拓
2009
竜田邦明 糖質を用いる多様な天然生理活性物質の全合成
2008
諸熊奎治 分子の構造・機能・反応設計に関する理論的研究
寒川賢治 新しい生理活性ペプチドの発見とその基盤的研究-グレリンを中心として-
2007
山本尚・玉尾皓平 有機典型元素化合物の高配位能を活用した化学反応性と物性の開拓
2006
又賀曻 光励起分子の分子間相互作用と化学反応ダイナミクスの研究
2005
柴崎正勝 不斉分子触媒の創製と医薬化学への展開に関する研究
2004
藤嶋昭 半導体光触媒反応の研究
安元健 海洋生物毒の化学とそれらの毒物の海洋生態系における動態解析
辻二郎・鈴木章 パラジウム触媒を活用する新有機合成反応の研究
2003
伊藤公一・岩村 秀・木下 實 分子性磁性体の研究
2002
飯島澄男(恩賜賞) 高分解能電子顕微鏡の開発とカーボンナノチューブの発見
井上明久 過冷却金属液体の安定化とバルク金属ガラスの開拓
2001
国武豊喜 合成二分子膜の発見と分子組織化学の開拓
樋口隆昌 木質成分の生化学的研究―リグニンの生合成と微生物分解機構の解明