神谷 信夫(かみや のぶお, 1953年7月8日-)は、日本の生化学者である。大阪市立大学教授。
経歴
1975 名古屋大学理学部 卒業
1980 名古屋大学大学院理学系研究科 博士号取得
1984 高エネルギー物理学研究所客員研究員
1985 理化学研究所 研究員
1998 理化学研究所 播磨研究所研究技術開発室 室長
2005 大阪市立大学 教授
受賞歴
2012 朝日賞
研究概要
光合成系タンパク質複合体の結晶構造解析
岡山大学の沈建仁らと共同で、反応中心(マンガンカルシウムクラスター)を含む光化学系Ⅱ複合体の結晶構造を解析[1]。本成果は2011年のScience誌で「科学上の10大発見(Breakthrough of the Year 2011)」に選ばれ、世界的に高い評価を受けている。
関連動画
関連文献
- ” Crystal structure of oxygen-evolving photosystem II at a resolution of 1.9 Å ” Umena, Y.; Kawakami, K.; Shen, J.-R.; Kamiya, N. Nature, 2011, 473, 55. DOI: 10.1038/nature09913
関連リンク
- 構造生物学研究室
- 神谷信夫教授インタビュー(Researchmap)
- 神谷教授・沈教授インタビュー(Science Portal)
- 2012年朝日賞
- 期待される「人工光合成研究センター」神谷信夫センター長でオープン/大阪市大
- 光合成の中核をなす複合体の構造を解明 ~人工光合成への大きな一歩を踏み出した~(SPring-8)