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シャンカー・バラスブラマニアン Shankar Balasubramanian

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シャンカー・バラスブラマニアン(Shanker Balasubramanian、1966年9月30日(Chennai, インド生)-)は、イギリス在住の生化学者である。
英ケンブリッジ大学化学科 Herchel Smith Professor。

(写真:Royal Society

経歴

1966年9月30日、インドのマドラス(現Chennai)に生まれる。1967年に渡英。

1988 ケンブリッジ大学 卒業 (首席)
1991 ケンブリッジ大学化学科 博士号取得(Chris Abell教授)
1991-1993 ペンシルベニア州立大学 研究員
1994-1998 ケンブリッジ大学 研究員
1994- トリニティカレッジ ケンブリッジ フェロー/講師
1998-2003 ケンブリッジ大学 講師
2003-2007 ケンブリッジ大学 University Reader in Chemical Biology
2007-2008 ケンブリッジ大学 教授
2008- ケンブリッジ大学 Herchel Smith Professor of Medicinal Chemistry
2010- Senior Group Leader at the CRUK Cambridge Institute

受賞歴

1994 Royal Society University Research Fellowship
1998 Glaxo-Wellcome Award for Innovative Organic Chemistry
1998 Vernalis Fellowship
2002 Corday-Morgan Medal and Prize of the Royal Society of Chemistry
2004 BBSRC Senior Research Fellowship
2006 The Howard Lectureship (Sydney Chemical Society Australia)
2009 Royal Society Mullard Award
2010 BBSRC Innovator of the Year
2010 BBSRC Commercial Innovator of the Year
2011 Elected Fellow of the Academy of Medical Sciences
2012 Elected Fellow of the Royal Society (FRS)
2012 Elected member of EMBO
2013 Tetrahedron Prize for Creativity in Organic and Biomedicinal Chemistry
2014 Biochemical Society Heatley Medal and Prize
2014 Honorary Doctorate University of Liverpool
2015 Chemical Research Society of India (CRSI) Medal

研究概要

次世代DNAシーケンサーの開発

同僚のDavid Klenermanと共同で、俗にSolexa Sequencingと呼ばれるDNA配列決定法を1998年に開発。

かつてのSanger法に基づくDNAシーケンサーよりも圧倒的に速く、自動的に、低価格で、正確かつ簡便に、多くのDNA鎖を同時並行で解析できる方法となっている。

DNA

近年では核酸塩基集合体(G-quadruplexなど)や、エピジェネティクス過程の解明に興味を持って取り組んでいる。

関連書籍

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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