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エマニュエル・シャルパンティエ Emmanuel Charpentie

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エマニュエル・シャルパンティエ(Emmanuel Charpentier、1968年xx月xx日(Juvisy-sur-Orge、フランス生)-)はフランスの微生物学者、免疫学者である。(写真はこちらから引用)

経歴

19xx ピエール・マリ=キュリー大学
1995 パスツール研究所 博士号取得
19xx ロチェスター大学
19xx ニューヨーク大学ランゴンメディカルセンター
19xx スキールボール分子生物医学研究所
19xx 聖ジュード小児研究病院
20xx Umea大学
20xx スウェーデン分子感染医学研究所 リーダー
2013 ヘルムホルツ感染研究センター 教授
2013 ハノーバー医科大学 教授
2015 マックスプランク研究所 感染生物学部門 ディレクター

受賞歴

2011 The Fernström Prize for young and promising scientists
2014 The Göran Gustafsson Prize
2014 Dr. Paul Janssen Award for Biomedical Research (shared with Jennifer Doudna)
2014 The Jacob Heskel Gabbay Award (shared with Feng Zhang and Jennifer Doudna)
2014 The Breakthrough Prize in Life Sciences (shared with Jennifer Doudna)
2015 International Society for Transgenic Technologies prize (shared with Jennifer Doudna)
2015 Louis-Jeantet Prize for Medicine
2015 Time 100: Pioneers (shared with Jennifer Doudna)
2015 The Ernst Jung Prize in Medicine
2015 Princess of Asturias Awards (shared with Jennifer Doudna)
2015 Gruber Foundation International Prize in Genetics (shared with Jennifer Doudna)
2015 Umeå University Jubilee Award: The MIMS Excellence by Choice Programme
2015 Carus Medal, from German National Academy of Science, Leopoldina
2020 Nobel Prize in Chemistry (shared with Jennifer Doudna)

研究概要

ゲノム編集ツールCRISPR/Cas9の開発

2012年、ジェニファー・ダウドナと共同で、ゲノム編集技術CRISPR/Cas9を開発[1]。ZFN(Zinc Finger Nuclease、ジンクフィンガーヌクレアーゼ)、TALEN (ターレン、Transcription Activator-Like Effector Nuclease)に続く、第三世代のゲノム情報の書き換え技術として注目され、現在爆発的に普及している。本業績によりジェニファー・ダウドナと共同で2020年ノーベル化学賞を受賞した。

2015-09-27_22-55-43

CRISPR-Cas9 (出典:文献[2]より)

関連動画

関連書籍

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関連論文

  1. Jinek, M.; Chylinski, K.; Fonfara, I.; Hauer, M.; Doudna, J. A.; Charpentier, E. Science 2012, 337, 816. DOI: 10.1126/science.1225829
  2. Ishino, Y.; Shinagawa, H.; Makino, K.; Amemura, M.; Nakata, A.;J. Bacteriol. 1987, 169, 5429.
  3. Review: Doudna, J. A.; Charpentier, E. Science 2014, 346, 6213. DOI: 10.1126/science.1258096

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投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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