[スポンサーリンク]

化学地球儀

オカモト株式会社茨城工場

[スポンサーリンク]

つくばの里工業団地内にあるオカモト株式会社の製造拠点で、コンドームなどを製造している。名前に”つくば”とあるが、実際には茨城県龍ヶ崎市に位置している。

 

マップ

 

掲載理由

なぜ、何の変哲のない工場を紹介したかというと、ズバリ、ホームページでコンドームがこの工場で製造されていると明言しているからである。食品の場合は、製造環境をアピールするために製造地を紹介していることが多いが、その他の商品は、製造地をはっきりと明かさないことが多い。あえて製造地をアピールしていることは、品質の高さを示したいと汲み取れる。

製造製品

ここで製造しているのはコンドームだが、オカモト株式会社では、ゴムの薄さを製品名にしている。例えば、003はゴムの薄さが0.03 mm台であり、一番薄い商品は、001である。ただ、001は薄さが0.01 mm台だが、実測した写真では0.018 mmと科学者としては、嘘は言っていないものの違和感が残る商品名である。コンドーム大手の相模ゴム工業株式会社も同様の製品を製造しているが、やはり0.01 mm台を謳って実際は0.018 mmが平均の薄さだとしている。今後の技術の発展によりより薄く丈夫なコンドームが開発されるのことを期待している。

ちなみに、コンドームだけを製造しているのではなく、粘着テープ(包装用、建装材、工業用)、手袋、カイロ、食品用調理シートなどもこの茨城工場で製造している。

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4309225241″ locale=”JP” title=”コンドームの歴史”]

関連リンク

 

 

Avatar photo

Zeolinite

投稿者の記事一覧

ただの会社員です。某企業で化学製品の商品開発に携わっています。社内でのデータサイエンスの普及とDX促進が個人的な野望です。

関連記事

  1. 資生堂企業資料館
  2. メンデレーエフスカヤ駅
  3. 日本酸素記念館
  4. たばこと塩の博物館
  5. 化学遺産財団
  6. フライデーハーバー研究所
  7. 筑波山
  8. ノーベル街道起点

注目情報

ピックアップ記事

  1. 創薬懇話会2025 in 大津
  2. 研究助成金及び海外留学補助金募集:公益財団法人アステラス病態代謝研究会
  3. ケムステスタッフ徹底紹介!
  4. 「不斉化学」の研究でイタリア化学会主催の国際賞を受賞-東理大硤合教授-
  5. これからの研究開発状況下を生き抜くための3つの資質
  6. カチオン重合 Cationic Polymerization
  7. 逐次的ラジカル重合によるモノマー配列制御法
  8. DMFを選択的に検出するセンサー:アミド分子と二次元半導体の特異な相互作用による検出原理を発見
  9. IR情報から読み解く大手化学メーカーの比較
  10. 59年前製造の『ヒロポン』陳列

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2015年12月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

注目情報

最新記事

創薬懇話会2025 in 大津

日時2025年6月19日(木)~6月20日(金)宿泊型セミナー会場ホテル…

理研の研究者が考える未来のバイオ技術とは?

bergです。昨今、環境問題や資源問題の関心の高まりから人工酵素や微生物を利用した化学合成やバイオテ…

水を含み湿度に応答するラメラ構造ポリマー材料の開発

第651回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院工学研究科(大内研究室)の堀池優貴 さんにお願い…

第57回有機金属若手の会 夏の学校

案内:今年度も、有機金属若手の会夏の学校を2泊3日の合宿形式で開催します。有機金…

高用量ビタミンB12がALSに治療効果を発揮する。しかし流通問題も。

2024年11月20日、エーザイ株式会社は、筋萎縮性側索硬化症用剤「ロゼバラミン…

第23回次世代を担う有機化学シンポジウム

「若手研究者が口頭発表する機会や自由闊達にディスカッションする場を増やし、若手の研究活動をエンカレッ…

ペロブスカイト太陽電池開発におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用

持続可能な社会の実現に向けて、太陽電池は太陽光発電における中心的な要素として注目…

有機合成化学協会誌2025年3月号:チェーンウォーキング・カルコゲン結合・有機電解反応・ロタキサン・配位重合

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年3月号がオンラインで公開されています!…

CIPイノベーション共創プログラム「未来の医療を支えるバイオベンチャーの新たな戦略」

日本化学会第105春季年会(2025)で開催されるシンポジウムの一つに、CIPセッション「未来の医療…

OIST Science Challenge 2025 に参加しました

2025年3月15日から22日にかけて沖縄科学技術大学院大学 (OIST) にて開催された Scie…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー